公爵夫人とチェシャ猫






 またまた 歩いて 行くと、 一軒の 家を 見つけました。
アリスが 家の 中に 入ると、 そこには ニヤニヤした チェシャ猫と、 赤ちゃんを あやす
公爵夫人と、 スープに 大量の コショウを 入れている コックが いました。

 公爵夫人は、 
「女王様の ところに いかなくては いけない。」
と 言って、 アリスに 赤ちゃんを わたし、 でかけて 行って しまいました。

アリスは 赤ちゃんが 泣きやむように 一生懸命 あやしました。
 すると、 赤ちゃんは いつのまにか ブタに なって しまいました。





 その様子を チェシャ猫は ニヤニヤと 見ています。
アリスは
「チェシャ猫さん。 もとの 世界への 帰り道、 知ってる?」
と 聞くと、 チェシャ猫は 尻尾で あっちの方を 指して
「それは キチガイ帽子屋と 三月ウサギに 聞けば〜?」
と 言い、 スーッと 消えて ゆきました。




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